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Research2026年5月20日Abcas Security Research

PASSは419件だけだった: 低リスク候補を少なく見積もる理由

Public RegistryでPASSは419件だった。これは低リスク候補がないという意味ではなく、低リスクと呼ぶにはソース、権限、実行境界の証拠がそろう必要があるという設計上の結果である。

用語

用語意味
Public Registry公開Registryで検索可能な検査済みMCP候補
検査プロファイル根拠公開候補を詳しく読むための検査プロファイル集計
確認対象WARN、NEED_REVIEW、RESTRICT、BLOCKのいずれかに分類され、導入前に理由を読むべき候補

リード

MCPでは、機能が少ないだけでは低リスクとは言いにくい。どのソースから来たか、何を実行するか、どこへ送信するか、未確認事項が何かまで閉じて初めて低リスクに近づく。

Key Findings

  1. Public RegistryでPASSは419件だった。これは低リスク候補がないという意味ではなく、低リスクと呼ぶにはソース、権限、実行境界の証拠がそろう必要があるという設計上の結果である。
  2. 20,629件の公開Registryと11,627件の検査プロファイル根拠を分けて読む必要がある。
  3. 観測事実は導入判断の入口であり、個別環境の最終承認を代替しない。
  4. 数値はスナップショット根拠であり、導入判断では観測日時も確認する必要がある。

データセット

項目
記事日付2026-05-20
Public Registry snapshot20,629件、2026-06-06T01:17:38.963Z時点
詳細プロファイル根拠11,627行、2026-05-20/21生成
公開できる粒度集計値、分布、匿名化した観測、実務上の読み方

観測指標

指標件数読み方
PASS419低リスク寄りに閉じた公開候補
Public Registry件数20,629公開Registryの母集団
詳細PASSプロファイル382local プロファイル側でPASSに閉じた候補

観測事実

MCPでは、機能が少ないだけでは低リスクとは言いにくい。どのソースから来たか、何を実行するか、どこへ送信するか、未確認事項が何かまで閉じて初めて低リスクに近づく。 この切り口は、MCPを単なるプラグイン一覧ではなく、AIエージェントに渡す権限の集合として見るために重要である。

実務上の読み方

PASS候補をsafe listとして使う場合でも、業務データ、利用者権限、接続先を自組織の文脈で再確認する。 レビューでは、候補名やREADMEだけでなく、実行場所、接続先、扱うデータ、未確認事項をセットで残す。

限界

  1. 公開可能な集計と匿名化された観測に限定し、内部判定ロジックは扱わない。
  2. 数値はスナップショットであり、Registry更新により変わる。
  3. 特定のMCPサーバーを名指しで安全または危険と断定するものではない。

まとめ

PASS候補をsafe listとして使う場合でも、業務データ、利用者権限、接続先を自組織の文脈で再確認する。 この記録を残すことで、導入前レビューで同じ確認漏れを繰り返しにくくなる。


MCP Guard は、Public Registry と検査プロファイルをもとに、MCP導入前に確認すべき根拠を継続的に整理している。